ホームページの運営を、1人で担当していたことがあります。 記事を書くのも、記事に使う画像を探したり作ったりするのも、全部自分でした。 ホームページを任されたものの、アクセス解析(来た人の記録を見ること)の画面を開く余裕まではない。そんな人もいると思います。 まずは解析を開く前に、このホームページで知りたいことを1つだけ書き出すところから始められます。
私は結局、アクセス解析を見なくなりました。 当時、本格的な解析を外に頼むと、費用がとても大きくかかりました。 会社の規模では集客で回収できる見込みが無く、やらないと判断しています。 ただ、見なくなったあと、打てる手は「記事をどんどん増やす」ことに偏りました。 本格的にやらないことと、まったく見ないことは、別の話だった。今は、そう考えています。
記事も画像も解析も、1人で全部やろうとしていた
ホームページの仕事は、記事を書くところから解析まで、全部が私の担当でした。 1人で担当、と書くと、任されているように聞こえますね。 実際は、全部が自分に回ってくる、という状態です。
当時、自分でやっていたことを並べると、こうなります。
- 記事を書く
- 記事に使う画像を探す、または作る
- 会社で撮った写真を加工する
- アクセス解析を見る
- ヒートマップと呼ばれる、もう1つの解析を見る
記事を書くだけなら、まだ何とかなりました。 手間がかかったのは、その周りです。 必要な写真を会社で撮っても、撮ったあとの加工も自分の仕事でした。 撮って終わり、ではないんですよね。
そこへさらに、アクセス解析と、もう1つの解析まで、全部やろうとしていました。
正直に言うと、画像も含めて、全体的にすごく面倒くさかった。 私はもともと面倒くさがりで、だからこそ手間を減らす方法を考えるほうです。 それでもこのときは、減らすより先に、全部を抱えようとしていました。
ホームページの担当というと、記事を書く人だと思われがちかもしれません。 でも、1人で回すとなると、書く前の準備と書いたあとの作業も、まとめて自分に来ます。 あなたが今抱えているホームページの仕事は、いくつありますか。
解析は「とりあえず」入れたが、手間ばかりで見なくなった
全部を1人でやろうとしても、回りませんでした。 アクセス解析は、とりあえず入れておこうと思って入れたものです。 ところが、入れたあとは手間ばかりかかりました。
結果として、解析は見なくなりました。
データだけが、たまっていく。
解析を入れたままにしておけば、記録はたまり続けます。 でも、それを見て手を打つことは、私にはできませんでした。 たまっていくのに、使えない。
解析を入れることと、解析を見て手を打つことは、別の作業です。見る時間を決めないまま入れると、記録だけがたまっていきます。
正直、「とりあえず入れておく」だけでは、何も変わりませんでした。 入れただけでは、解析は何も教えてくれない。自分で通ってきたから、ここははっきり言えます。
1人で回している人ほど、解析は後回しになりやすいと私は感じています。 記事や画像は、手を止めると目に見えて遅れます。 解析は、見なくても、その日のうちには何も困らないからです。 あなたの会社のホームページの解析は、最後に開いたのがいつか、思い出せますか。
打てた手は「記事をどんどん増やす」だけになった
データを見て手を打てなかったので、対策は「記事をどんどん増やす」ことに偏りました。
記事を増やすのは、解析を見なくてもできます。 自分の手を動かせば、増えた分だけ形になる。 だから、つい、そちらに寄っていったんだと思います。
でも、どの記事が読まれていて、どの記事が読まれていないのかは、分からないまま。
サイトを、ただ運営しているだけの状態でした。


データはたまっていくのに、それを見て手を打てない。今ふり返ると、もったいなかったと思います。
記事を増やせば、いつか何とかなる。 この考え方には、今ははっきり違和感があります。 増やすこと自体が悪いわけではありません。 何が効いているかを見ないまま増やし続けると、手間だけが積み上がっていきます。 記事を増やすことは、解析を見なくてもできてしまう。そこが落とし穴でした。
じゃあ、記事を増やす以外に、何ができたのか。
解析を見なくても、今あるページを自分で触って確かめることはできます。 たとえば、問い合わせ先がすぐ見つかるかどうか、です。 私なら、次の記事を書く前に、今あるページを1つ選んで、問い合わせまで自分でたどってみます。 新しい記事を書き足すより、手間は小さいはずです。
問い合わせ先が見つけやすいかを、自分のホームページで触って確かめる所は、次の記事にまとめました。


本格的な解析は、費用を考えてやらないと判断した
当時、本格的な解析は、やらないと判断しました。 解析を本格的にやろうとすると、外部に頼む費用がとても大きかったからです。
会社の規模を考えると、その費用を集客で取り戻せる見込みがありませんでした。 会社によって変わると思いますが、私の場合は、そこで線を引いています。 決め手は、費用を何で取り戻すかが言えなかったことです。
「見ないなら、解析を入れている意味がないのでは」と思うかもしれません。 本格的な解析をやらない、と決めたのは、費用と回収の見込みを比べた結果です。 会社の規模に合わせた判断でした。
ただ、本格的にやらないことと、まったく見ないことは、別の話でした。
外に頼む予算が無いのは、言っても変わりません。 だったら、外に頼まずに、自分で見られる所だけを見ればいい。 私なら、本格的にはやらなくても、見る所を1つに絞って、小さく見てみます。 全部を見ようとしないことが、1人で続けるための条件だと考えています。
解析は、本格的にやるか、まったくやらないか。 その2つのどちらかで考えると、1人では手が止まりやすいと私は思っています。 その間に「1つだけ見る」がある、と考えたほうが、ずっと気が楽です。


記事を増やす前に、書き出しておくこと
今の私なら、解析を開く前に、知りたいことを先に書き出します。 全部を見ようとすると、1人では回りません。 私はそれで一度、見るのをやめています。
- このホームページで、いちばん読んでほしいページはどれか
- そのページを読んだ人に、次に何をしてほしいか
- 解析で知りたいことを、1つだけ言えるか
- 1人でやっている作業のうち、手を止めても困らないものはどれか
- 外に頼むなら、その費用を何で取り戻すつもりか
3つ目が言えないと、何を見ればいいかが決まりません。 知りたいことを1つに絞ってから、解析を開く。順番はこちらです。
4つ目を入れたのは、私が全部を1人でやろうとして回らなかったからです。 抱えている作業を減らさないまま、見る作業を足しても続きません。 5つ目は、私が本格的な解析をやらないと決めたときの物差しでした。
2つ目の答えが「問い合わせをしてほしい」なら、フォームの項目も見直す所に入ります。 受ける側の仕事から、フォームの項目を決めるやり方は、次の記事にまとめました。


全部そろえてから動く必要はありません。 書けなかった所が、次に見る所です。 どれから書けそうでしょうか。 まずは小さく試してみてください。
まとめ
- 記事も画像も解析も1人でやろうとして回らず、アクセス解析は見なくなりました。
- 見なくなると、打てる手は「記事をどんどん増やす」ことに偏りました。
- 本格的な解析は、費用を回収できる見込みが無くやらないと決めましたが、まったく見ないこととは別の話でした。
1人で抱えている作業と、人が残す判断を分けて書き出すやり方は、このサイトでの方法を次の記事にまとめました。


Next Creations は、中小製造業向けに、ホームページの制作と改善をしています。1人で回していて、どこから手を付けるか迷っている段階でも構いません。上の5つのうち書けた所を1行添えて、お問い合わせのページから送ってください。メールなら info@next-creations.jp です。





